水谷ペイント、 研究開発部門を法人化
水谷ペイントは5月20日、同社の研究開発部門を分離し、「エム・エイチ・エル株式会社」を設立したと発表した。水谷ペイントは、今年創業100周年を迎えており、これまで樹脂から製品開発することで、差別化を図った塗料開発を行ってきた。今回、研究開発研究部門を分離し、法人化(子会社化)することで、開発力のさらなる高度化と、新市場の開拓を目指す。
新会社は、樹脂等の基礎研究や分析等に専念する。別組織となることで、フレキシブルな研究開発体制や、従来の枠に縛られない自由な発想で開発を進める。また、塗料以外の分野においても多方面で使用可能な樹脂や原材料を開発することで、新市場・新分野へアプローチを目指した開発を行う。
同社は、今回の法人設立により「研究開発が、新たなステージに入っていくものと確信している」と述べている。
エム・エイチ・エルの概要は次の通り。▽名称=エム・エイチ・エル株式会社(以下MHLと略称)▽所在地=大阪市淀川区西三国4‐3‐90▽代表者=代表取締役・水谷成彦▽事業内容=革新的な製品の研究開発、および現在の研究開発体制の高度化▽資本金=1千万円▽出資比率=水谷ペイント 100%▽人的関係=水谷ペイントの代表取締役社長がMHL代表取締役を兼務▽取引関係=水谷ペイント製品の研究開発をMHLに委託