【決算】イサム塗料3月期、 収益減少し売上は微減
イサム塗料(北村倍章社長)は5月10日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比1・3%減の70億6900万円、営業利益は同7・6%減の4億8700万円、経常利益は同16・0%減の5億8900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同21・2%減の4億100万円であった。
同社では自動車補修用市場でのシェア拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開。また、原材料価格や物流コスト上昇分を吸収すべく、あらゆるコスト削減に注力しながら一定部分を販売価格に転嫁し、商品を安定供給することで収益確保に繋げてきた。
塗料事業の売上高は同1・3%減の69億6800万円、営業利益は同8・6%減の4億4300万円。自動車補修用塗料分野では、大型車両分野で新規市場でのユーザー獲得に注力し、堅調に推移。エアゾール分野でも工業用向けの売上が堅調だった。
その他事業は、売上高は同0・9%減の1億円、営業利益は同3・6%増の4400万円を計上した。
次期の通期業績予想では、売上高は同8・9%増の77億円、営業利益は同2・7%増の5億円、経常利益は同1・8%増の6億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同2・1%増の4億1千万円を見込んでいる。