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カシワバラ・コーポレーションは６月30日、シンガポールの外壁塗装事業を中心に展開するＬＴＣ　Ｃｏａｔｉｎｇｓ（Ｓ）　Ｐｔｅ　Ｌｔｄ（以下、ＬＴＣ）の全株式を取得し、完全子会社化した。ＬＴＣをＡＳＥＡＮ地域における、カシワバラグループのヘッドクォーター機能とし、インフラメンテナンス等の海外事業の拡大を狙う。

カシワバラコーポレーションとＬＴＣ

カシワバラ・コーポレーションは、これまでにも台湾、インドネシア、ミャンマーにおいて、プラント塗装メンテナンス事業を中心に展開してきた。また、各地の作業員の雇用・育成を推進し、海外展開が目立っていた。新たにシンガポールを加えることで、同社の４つの事業であるインフラメンテナンス、マンション大規模修繕、建築、内装リフォーム事業の海外展開を加速させる。

グループ子会社となるＬＴＣは創業１９９９年の地場企業。シンガポールで、コンドミニアム・商業施設・ホテル等を対象とした外壁塗装を行っている。カシワバラ・コーポレーションは、事業拡大の手始めとして、ＬＴＣと外壁塗装等の展開を行い、シンガポール国内での拡大を目指す。また、同社が日本で培った技術をＬＴＣへ継承するだけではなく、シンガポールの先端技術・施工手法を取り入れ、日本国内に対してもシナジー効果を生み出していくという。
　
【ＬＴＣ　Ｃｏａｔｉｎｇｓ（Ｓ）　Ｐｔｅ　Ｌｔｄ概要】▽設立年月＝１９９９年９月▽所在地＝6A Joo Koon Circle Singapore 629038▽事業内容＝外壁塗装事業（コンドミニアム、商業施設、ホテル、その他）