BASF、自動車用センターを拡張
BASFは顧客サービス能力向上のため、インド・マンガロールの自動車用塗料アプリケーションセンターを拡張した。
同センターは床面積400㎡を有し、高精度の温度制御スプレーブースやベル型静電塗装機静電塗装用の最新クイック接続システムなどを揃える。自動車メーカーの塗装工場をシミュレートし、顧客の要求に沿った研究開発活動ができるよう設計した。
BASF India Ltd.社長でインドBASFグループの責任者ナラヤン・クリシュナモハン氏は「アプリケーションセンターの拡張は、高品質のコーティングソリューションをインド市場に提供するうえで重要な追加投資であり、インドにおける自動車産業の長期的成長をサポートするという当社の強い決意を示している」と述べる。
また、BASFアジア太平洋地域コーティングスソリューションズ部門シニア・バイスプレジデントのパトリック・ザオ氏は、「この投資によって、アジア太平洋地域における研究開発拠点をさらに強化する。自動車用塗料アプリケーションセンターの拡張によって、インドで自動車メーカー向け塗料への投資を続けるだけでなく、この地域の自動車市場の長期的な成長をサポートしていくことを目指す」と話す。
なお同社ではこのほかアジア太平洋地域で、上海(中国)、戸塚(日本)、バンプー(タイ)に自動車用塗料アプリケーションセンターを開設している。