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日本モリマー、大泰化工を子会社化へ

日本モリマー(森修平社長)は、長瀬産業(朝倉研二社長)の子会社である大泰化工とその関連会社の大太(上海)化工貿易有限公司(以下「大太(上海)化工貿易」)の長瀬産業が保有する全株式を譲り受けることとなった。今回の締結により大泰化工と大太(上海)化工貿易は、10月3日よりモリマーグループの子会社として事業を開始する。なお、商号は引き続き、大泰化工と大太(上海)化工貿易として承継する。
 
日本モリマーは、1980年の創業以来、高機能プラスチック事業のオールラウンダーとして素材から成形・加工におけるコア技術を駆使して、住空間、産業資材、エレクトロニクス、自動車等の分野に加え、医療・ヘルスケア分野にも参入し、幅広い市場向けにさまざまな素材や部品を提供してきた。
 
一方、1879年に創業し、1949年に会社設立した大泰化工は塗料事業からスタート。分散・混合・調色の技術をGFRP分野でも活用し、さらにGFRP分野で得た不飽和ポリエステル樹脂の技術を用いて、FRP防水工法を開発してきた。

今回、大泰化工と大太(上海)化工貿易が、モリマーグループに加わることによりFRP事業のさらなる拡大が期待されるとともに、従来モリマーグループにはなかった機能性材料領域での製品を持つことが可能となった。