6月業況観測アンケート、出荷数量減で金額は増
日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2023年6月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が97・9%とマイナス、販売金額は107・4%と好調を維持した。
需要分野別(金額)では自動車が同122・6%、船舶・構造物が同117・4%、電気・機械・金属が同101・3%、建築が同101・0%と上回ったが、木工は同96・4%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが6社、マイナスが24社、横ばいが3社。販売金額は33社中、同プラスが16社、マイナスが16社、横ばいが1社であった。出荷数量の推定値は13万2千tで前年同月比98・5%、同金額は654億円で前年同月より45億円増加した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが9社、マイナスが11社、横ばいが1社。自動車は14社中プラスが10社、マイナスが4社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが3社。電気・機械・金属は18社中プラスが9社、マイナスが8社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが1社、マイナスが7社であった。
7月見込み(前年同月比)は販売数量では33社中プラス予想が9社、マイナスが18社、横ばいは6社。同金額はプラス予想16社、マイナスが7社、横ばいが10社であった。なお、7月の出荷数量見込みは前年同月比100・1%、出荷金額は同106・6%としている。