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【決算】イサム塗料、売上増かつ大幅な増益

イサム塗料(北村倍章社長)は11月6日、2024年3月期第2四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比8・8%増の40億4300万円、営業利益は同64・0%増の4億600万円、経常利益は同54・8%増の4億6100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同58・0%増の3億1500万円であった。

同社では自動車補修用市場でのシェア拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開。また、原材料価格や物流コスト等の上昇分の一部を販売価格に転嫁し収益確保に努めた。利益面ではウクライナ情勢の長期化および原材料価格とエネルギー価格が高止まりしたことから、収益環境を慎重に見極め生産部門における設備投資を必要最小限とし、不急の設備維持経費を抑制するなど総コストの上昇を一定程度に抑えることに注力した。

セグメントの経営成績は、塗料事業は、売上高は同8・9%増の39億9200万円、営業利益は同69・6%増の3億8300万円であった。その他は、売上高は同1・7%増の5100万円、営業利益は同6・7%増の2300万円であった。