MKS、諸問題対策に取り組む
マンション計画修繕施工協会(MKS:坂倉徹会長)は11月15日、記者懇談会を東京都港区西新橋のAP虎ノ門Jルームで開催した。冒頭、坂倉会長=写真=は「MKSでは、いろいろな課題を解決すべく取り組んでいる。今、管理組合の役員のなり手が少なく、高齢化によってスムーズに管理組合の理事会が進んでいかない。また、カーボンニュートラルを目指すというところで、居住する建物、そこから排出されるCO2を削減することが焦点になってくると思う。働き方改革への対応も大きな問題だ。こうした諸問題についての対策等を説明する機会を持つということが望まれると思っているので、しっかりと取り組んでいきたい」などとあいさつした。
懇談会では情報として、まず会員社のマンション改修完成工事高・元請完成工事比率、工事部位別共用部修繕工事市場規模の推移と予測を発表。合わせてMKS計画修繕保証システムの推移も示した。2023年度の主な事業として、石綿マニュアルの改定(厚労省実証実験協力)、働き方改革検討会やカーボンニュートラル調査研究(武蔵大学・国士館大学共同研究委託)を行ってきた。
また、1級建築施工管理技士1次試験対策講座、財務省関東財務局における国家公務員宿舎発注工事説明会等を開催した。今後もマンション改修施工管理技術者試験の実施に加え、各種講習会や勉強会を開催する。
懇談会後には、懇親会が開かれ、各社記者との情報交換等、懇親を図った。