業況観測アンケート9月、出荷数量減・金額増
日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2023年9月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が97・0%と減少が続き、販売金額は103・9%と好調を維持した。需要分野別(金額)では自動車が同115・6%、船舶・構造物が同105・1%、木工が同103・3%、電気・機械・金属が同100・5%と上回り、建築は同100・0%と横ばいであった。全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが8社、マイナスが24社、横ばいが1社。販売金額は33社中、同プラスが17社、マイナスが14社、横ばいが2社であった。出荷数量の推定値は12万9千tで前年同月比97・0%、同金額は632億円で前年同月より23億円増加した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが9社、マイナスが9社、横ばいが3社。自動車は14社中プラスが10社、マイナスが4社。船舶・構造物は9社中プラスが6社、マイナスが3社。電気・機械・金属は10社中プラスが10社、マイナスが8社。木工は8社中プラスが4社、マイナスが4社であった。
10月見込み(前年同月比)は、販売数量では33社中プラス予想が6社、マイナスが19社、横ばいは8社。同金額はプラス予想17社、マイナスが11社、横ばいが5社であった。なお、10月の出荷数量見込みは前年同月比97・4%、同金額は105・5%としている。