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グラコは、ＧＲＡＣＯ ＯＰＥＮ ＤＡＹを７月８日と９日の２日間、神奈川県横浜市都筑区早渕の同社本社１Ｆラボで開催した。８日午後２時から４時30分まで代理店向け新製品説明会を、９日午前10時から午後５時までユーザーおよび販売店、材料メーカーを対象にＯＰＥＮ ＤＡＹをそれぞれ開いた。
　
９日のＯＰＥＮ ＤＡＹでは、１階ラボを開放し、同社最先端新技術のＸＴ（ＸＴＲＥＭＥ ＴＯＲＱＵＥ モーター）を搭載したエアレスガン、エアレス機を披露した。また会場では、エアレスガンを用いた吹き付け体験も行われた。

〝パワフル〟なのに〝静か〟な新製品「ＵＬＴＲＡ　ＸＴ」

　
今回の目玉は、新製品の「ＵＬＴＲＡ ＸＴ」（電動エアレススプレーヤー）。その特長としては、パワーと静音性が挙げられる。低圧モードは最小３・５ｂａｒから、高圧モードは最大２２７・５ｂａｒまで幅広い圧力設定が可能で、圧力モードはボタン一つで簡単に切り替えることが出来る。さらに、モーターの回転速度90％、騒音を10分の１に低減できるため、近隣への騒音の心配がなく作業ができる。

同社では、他にも新製品を多数リリース。ペイント・重防食・テクスチャー塗装等幅広い用途に対応する「ＭＡＲＫ ＸＴ」、あらゆるエアレス機に対応できる電気式ガンの「ＰＯＷＥＲＳＨＯＴ ＸＴ」、２液フロアコーティング用可変比率ミキシングシステム「ＴＲＵＭＩＸ ＸＴ」、効率的で操作がシンプルな可変比率２液混合スプレーヤー「Ｅ-ＭＩＸ ＸＴ」を取り揃えた。
　
また、昨年発売の製品では、ハンズフリー携帯性と高パフォーマンスにより、新世代コンパクトスプレーヤー「ＵＬＴＲＡ ＱＵＩＣＫＳＨＯＴ」が好評を博しており、昨年２千台の販売数を達成したという。　
　
担当者によると「ユーザーはおもに建築塗装業者だが、鉄工所やシンクメーカーなど幅広い業界からオファーがあった。今後もニーズに合わせ、業界の垣根を越えた販売展開を図りたい」とのことだ。