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【決算】アトミクス、売上・利益ともに増加

アトミクス(宮里勝之社長)は8月9日、2025年3月期第1四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比7・8%増の28億2100万円、営業利益は3700万円(前年同期は営業損失1800万円)、経常利益は3100万円(同経常損失900万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1300万円(同四半期純損失1400万円)となった。
 
外部環境が変化する中でも環境に配慮した製品の開発を進めるとともに、原材料・エネルギー・物流コストを抑えるべく生産性向上に努め、自助努力で対応できない部分については価格改定を順次行い対応してきた。
 
セグメント別の経営成績は、塗料販売事業では、道路用塗料は水性路面標示において速乾性が良くなる製品の導入や、東北地区での自転車道整備関連製品の伸長により、前年を上回った。床用・汎用塗料では、新規得意先の獲得や、主力顧客の工場ユーザーの設備投資の増加、環境対応製品(水性・遮熱)の需要増により、汎用・床材ともに順調に推移し、前年を上回った。家庭用塗料は、ホームセンターを中心としたDIY関連の動きが活発になったことや、ホームセンターへの企画提案活動が順調に進んでいることにより、前年を上回った。この結果、売上高は同4・8%増の26億9300万円となった。
 
施工事業では、床材工事の受注は減少したが、子会社アトムテクノスで進行している工事が順調に推移しているため、前年を上回った。この結果、売上高は同169・1%増の1億2700万円となった。