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8月業況アンケート、出荷数量・金額とも減少

日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2024年8月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が92・2%、販売金額は92・6%といずれも減少した。
 
需要分野別(金額)では、船舶・構造物は同101・5%、木工は同101・2%と上回ったが、建築は同93・0%、電気・機械・金属は同92・2%、自動車は同88・4%と下回った。
 
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが3社、マイナスが30社。販売金額は33社中、同プラスが6社、マイナスが26社、横ばいが1社であった。出荷数量の推定値は11万tで前年同月比92・4%、同金額は537億円で前年同月より43億円減少した。
 
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが3社、マイナスが18社。自動車は14社中プラスが3社、マイナスが10社、横ばいが1社。船舶・構造物は9社中プラスが4社、マイナスが4社、横ばいが1社。電気・機械・金属は18社中プラスが4社、マイナスが13社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが6社、マイナスが2社であった。
 
2024年9月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が8社、マイナスが20社、横ばいが5社。同金額はプラス予想が9社、マイナスが13社、横ばいが11社であった。なお、9月の出荷数量見込みは前年同月比97・2%、同金額は98・0%としている。