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日本ペイント、大森第五小学校で90周年行事

日本ペイントと東京都大田区立大森第五小学校は10月23日、同校でCSR活動「HAPPY PAINT PROJECT」を実施した。同校は開校90周年を迎え、この記念イベントは地域全体で祝いたいという強い思いから実現したものである。
 
地元の塗料販売事業者である森商事(森庸男社長)と、ユニフォームや清掃用品、建築資材を手掛けるキタヤマ(北山輝充社長)もこの地域貢献活動に賛同。北山社長は実行委員長を務め、4月から日本ペイントとイベントの計画を進め、夏には現場視察を行い、実現に至った。

全校児童が力作を実現


 当日は全校児童253人が参加し、午前9時から体育館の側面壁(縦約2・2m×横約18m)にアート作品を描画。デザインは同校の図工の先生が担当し、手袋をはめ、裸足になった子供たちは虹が描かれた壁面に手で蝶や花を描いた。
 
虹の描画と上塗り、下塗りは、日本ペイント、森商事、キタヤマの3社とPTAが担当。塗料には上塗りに「水性ファインSi」、下塗りに「ファイン浸透シーラー」を使用した。

完成したアート作品

 
アート作品には周年記念キャラクターとしてアオスジアゲハがモチーフに採用された。隣接する平和の森公園にはアオスジアゲハが生息しており、同校では「ブルートライアングルプロジェクト」として飼育活動を行っている。子どもたちはこの活動を通じて、蝶の卵から羽化し放蝶するまでの全過程を体験し、蝶との深い関わりを持つ。
 
この地域全体で祝う今回のプロジェクトは、子どもたちの心に残る素晴らしい記念日となった。同時に、業界関係企業が地域貢献に重要な役割を果たしている。