【決算】川上塗料、減収減益で着地
川上塗料(西村聰一社長)は10月11日、2024年11月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3・4%減の43億5900万円、営業利益は同55・4%減の6200万円、経常利益は同44・0%減の9900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同48・5%減の6900万円であった。
わが国の経済は、落ち込んでいた設備投資・個人消費に一部改善の兆しがみられるなど緩やかな回復基調にあるものの、持続する原材料価格・エネルギー価格の上昇、米国経済の減速、欧州経済の不振、中国経済の更なる減速、中東・アジア等における地政学リスクの高まりなど、依然として先行き不透明な状況が続いている。
このような状況のもと、機械関連および金属製品関連取引先の生産量の大幅減による需要減少などが影響し、減収となった。また、原材料の高騰、物流コストの上昇など諸経費の増加が続き、価格改定を進めたものの減益となった。