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【決算】オリジン、営業・経常利益増加に

オリジン(稲葉英樹社長)は11月12日、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比1・7%増の140億3800万円、営業利益は6900万円(前年同期は営業損失4億5100万円)、経常利益は2億700万円(同経常損失7千万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は7700万円(同親会社株主に帰属する中間純損失4億4900万円)となった。
 
セグメント別の業績は、エレクトロニクス事業は、主力の半導体製造装置用電源が市場の設備投資抑制の影響により前年同期比で減収となった。通信用電源は主力機種の入れ替え需要により大幅増収、医療用電源・モビリティ関連は微増収となった。この結果、売上高は同3・8%増の34億1300万円、セグメント利益は同98・0%増の3億9900万円となった。
 
メカトロニクス事業は、ギ酸還元真空リフロー炉の販売に注力したものの、メイン市場の中国向けが市況の急減速を受け売上に至らなかった。この結果、売上高は同16・2%減の6億5900万円、セグメント損失は2億8300万円(同セグメント損失4億円)となった。
 
ケミトロニクス事業は、主力のモビリティ関係で国内・海外ともに自動車メーカーの販売不振の影響で売上が伸び悩み、前年同期比で減収となった。この結果、売上高は同2・6%減の50億4700万円、セグメント利益は同10・0減の3億5100万円となった。
 
コンポーネント事業は、金属機器関連と産業機器関連は低調に推移したが、主力の事務機器関連が円安影響も受け売上を牽引したことに加え、モビリティ関連も採用拡大に伴い好調に推移し、増収となった。この結果、売上高は同9・8%増の41億3千万円、セグメント利益は同37・9%増の5億2300万円となった。
 
その他(半導体デバイス事業)は、主力の産業機器関連が市場の半導体設備投資抑制の影響により減収となった。この結果、売上高は同0・3%減の7億8700万円、セグメント利益は同336・1%増の9千万円となった。