【決算】菊水化学工業、売上横這いも利益大幅増
菊水化学工業(今井田広幸社長)は11月14日、2025年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0・2%減の108億7100万円、営業利益は同221・6%増の2億5100万円、経常利益は同139・5%増の3億1100万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同141・1%増の1億7300万円であった。
同社グループでは、原材料価格およびエネルギー価格高騰への対応として価格改定を行い、建築用仕上塗材・塗料および下地調整塗材・下塗材の需要が多い改修市場を中心に、「環境対策」「省エネ対策」「美観回復」「剥落対策」「「機能回復」「漏水対策」の6つのソリューションで建物や構造物の長寿命化の一翼を担う活動に取り組んだ。建物や構造物の困り事を解決すると共に、製品販売の拡大・責任施工による工事受注の拡大に努めた。また、インフラ社会のメンテナンス市場への展開として、断面修復材を中心にニーズにマッチした製品の普及・販売に努めた。