12月業況アンケート、出荷数量・金額とも減
日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は2024年12月の業況観測アンケート(日塗工会員33社集計、前年同月比)の結果を発表した。前年同月比指数計算値は販売数量が96・0%と減少、販売金額も98・2%と減少した。
需要分野別(金額)では、建築は同101・0%と上回ったが、木工は同99.4%、電気・機械・金属は同98・6%、船舶・構造物は同96・6%、自動車は同96・2%と下回った。
全体の出荷数量は33社中、前年同月比プラスが10社、マイナスが20社、横ばいが3社。販売金額は33社中、同プラスが15社、マイナスが17社、横ばいが1社であった。出荷数量の推定値は12万1千tで前年同月比96・8%、同金額は599億円で前年同月より10億円減少した。
需要業種別で見ると、建築は21社中プラスが13社、マイナスが8社。自動車は14社中プラスが6社、マイナスが8社。船舶・構造物は9社中プラスが3社、マイナスが4社。電気・機械・金属は18社中プラスが7社、マイナスが10社、横ばいが1社。木工は8社中プラスが6社、マイナスが2社であった。
2025年1月見込み(前年同月比)は、販売数量は33社中プラス予想が15社、マイナスが10社、横ばいが8社。同金額はプラス予想が18社、マイナスが8社、横ばいが7社であった。なお、12月の出荷数量見込みは前年同月比102・7%、同金額は106・9%としている。