ＷＥＢ塗料報知｜塗料・塗装、コーティング業界のプラットフォーム

日本ペイントは１月29日、自動車補修用分野における高機能ハイソリッドクリヤーの新シリーズ「ｎａｘ プライムクリヤーシリーズ」より「ｎａｘ プライム（２：１）ＱＤクリヤー」および「ｎａｘ プライム（２：１）ＳＧクリヤー」の販売を開始した。　

近年、鈑金塗装業界では労働力不足により、修理車を補修し出庫するまでの期間が長期化しているうえ、作業工程全体での環境負荷低減の課題もある。同シリーズは、鈑金塗装業界における労働力不足および環境対応に貢献する、超速乾型のＱＤクリヤーおよび超高外観のＳＧクリヤーである。
　
ｎａｘ プライム（２：１）ＱＤクリヤーは、反応性に優れた樹脂をベストなバランスでブレンドすることにより乾燥性を速め、かつ、乾燥性を維持しながら仕上がり外観の制御が可能となり、高外観を実現する。
　
同製品の特長は、速硬化性による作業効率化が得られる。塗装後からポリッシュまでに必要な強制乾燥時間の大幅短縮（最短40℃×10分）により、塗装ブースでの滞留時間削減が可能。従来品と比較し、塗装ブース占有時間を28％削減できる。
　
低温硬化により環境負荷が低減。強制乾燥の低温化と時間短縮（最短40℃×10分）により、ブースの稼働に必要なエネルギーコストの低減につながり、また環境負荷低減に貢献する。
　
ｎａｘ プライム（２：１）ＳＧクリヤーは、粘性制御により、従来品よりも平滑でつやが優れた高外観を実現する。またハイソリッド化により、塗装コート回数の削減が可能となった。
　
同製品の特長は、高外観による作業効率化が得られる。平滑で優れたつやを示すことから、乾燥後の磨き工程にかかる時間の削減が可能となる。
　
省工程化により環境負荷が低減する。塗装コート回数が通常３回のところ連続で２回に削減が可能なので、使用塗料の減量につながり環境負荷低減に貢献する。また、これらにより塗装および磨き工程短縮が可能なため、塗装工程の時間削減が可能となる。

℡03・３７４０・１４８８（マーケティング本部マーケティング部）