3/27、遮熱塗料・断熱材特集を発行します
2017.03.06
遮熱塗料の昨年度の出荷実績は1万3,100余tで前年度比5%の伸びと、さらに市場拡大に勢いがついております。日塗工が熱性能に着目した新たな測定方法の自主規格(JPMS)を昨年4月に制定し、今秋にはJIS成立の見通しと、性能測定や性能表示面での環境整備も着々と進められております。
また、全国的に夏の猛暑日や熱帯夜が年々増える傾向にあり、東京都などの行政ではヒートアイランド対策として、遮熱塗料・塗装への期待を高めております。2020年の東京五輪に向けても屋上・壁面緑化などとともに、オリンピックコースの遮熱性舗装化を推進中です。環境行政の担当者からは遮熱塗料の長寿命化や低価格化、製品間の比較情報の発信など期待が寄せられています。
このような追い風環境の中、遮熱性能の長期持続を可能にする高耐候化や主用途の屋根用に適した濃色系製品の開発などが急がれ、建築以外の船舶や自動車・車両関係、工業製品分野などへの用途拡大も大いに期待されております。同号では、拡販期を迎える前に、直近の遮熱塗料の規格動向、各社製品ラインアップ等のホットな情報をお届けします。