マクラーレンのF1カラー、60年代デザインを想起
2017年のF1レースが3月26日に開幕。アクゾノーベルが「シッケンズ」塗料を提供しているマクラーレン・ホンダのF1マシン「MCL32」も走り出した。
今期は、昨年とはマシンネームもカラーも一新。マクラーレンカスタムカラーのパールスパークリング〝タロッコオレンジ〟と、対照的なサテンブラックでペイントされている。このカラースキームは、マクラーレン・ホンダが長期的なパートナーであるアクゾノーベルのプレミアムブランド「シッケンズ」で共同開発したものである。
この特徴的なオレンジカラーは、1960年代の古き良きマクラーレンの歴史と車両のカラーデザインを思い出させると同時に、現代的な考え方もリンクされた新しいカラーとなっている。マクラーレンの過去を再訪するだけでなく、チームの歴史の新たなチャプターへの期待と感情を揺さぶるような技法だと評価も高いようだ。
アクゾノーベルは、マクラーレンF1チームのペイントソリューションの公式サプライヤーになった2008年以来、良好な協力体制を維持してきた。高性能な塗料を生み出し続け、塗料の硬化時間を半減させる効率的なハイテクシステムを開発。その結果としてカーボンフットプリントの削減を80%向上させた。マクラーレン・ホンダ「MCL32」のさらなるイノベーションについては、その可能性をさらに追求していくという。