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7/7、日本塗装技術協会「第1回講演会」

日本塗装技術協会は、平成29年度第1回講演会「異業種ではどのような塗装を?塗るもの変われば塗り方変わる!~様々な塗装・塗布技術~」を開催する。

講演会概要は以下の通り。
◆期日:7月7日(金)10:20~16:45 
◆会場:日本ペイントホールディングス東京事業所センタービルAホール 
(東京都品川区南品川4-1-15)  
◆参加費: 日本塗装技術協会 及び協賛学協会 会員16,200円、非会員21,600円、学生参加者3,240円
◆交流会: 講演終了後、講演会会場2階食堂に於いて開催します(17~18時、無料、事前登録要)。
◆申込方法:申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。(FAX可)
申込書、プログラムはホームページhttp://jcot.gr.jp/ からもダウンロードできます。
◆申込先:日本塗装技術協会 事務局 〒162-0805 東京都新宿区矢来町3番地
E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.gr.jp  TEL/FAX: 03-6228-1711

〈演題及び講師、内容〉
①「大面積連続塗布技術の基礎と最近の動向」
九州工業大学 大学院工学研究院 物質工学研究系応用化学部門教授 山村 方人

走行基材への液体薄膜の連続塗布・乾燥プロセスについて,工程内で生じうる現象の基礎を述べる。さらに最近の可視化,数値解析技術の動向を紹介し,それらを活用した異種粒子混合系における特定粒子成分の表面偏析,粒子表面へのバインダ吸着による亀裂抑制,塗布装置内における粒子分布形成などの解析事例を解説すると共に,今後の課題を議論する。

②「家電・建材等に用いられる塗装鋼板の連続塗装技術」
新日鐵住金株式会社 技術開発本部 君津技術研究部主幹研究員 古川 博康

塗装鋼板は、鋼帯に連続塗装されコイル状に巻かれて出荷されるのが一般的である。本講演では、連続塗装ラインで広く使用される塗装方式であるロールコーターとカーテンコーターについて解説する。また、各塗装方式の特徴を生かした意匠性塗装鋼板についても紹介する予定である。

③「自己析出型コーティング」
日本パーカライジング株式会社総合技術研究所 第四研究センターセンター長 石井 均

自己析出型コーティングは金属のエッチングに伴う化成反応によって塗膜形成するユニークな塗装方法である。ここでは本塗装における塗膜形成メカニズム、塗膜物性および応用例について解説する。

④「インク及び塗料によるインクジェット塗装技術」
大日本塗料株式会社 スペシャリティ事業部次長 松本 茂樹 

インクジェットによるインクの加飾技術及び塗料の積層技術で複合塗膜を形成し、産業用途における加飾フィルム及び版を要する印刷代替を目的とした被塗物へダイレクトに印字するインクジェット塗装システムを紹介する。

⑤ 「自動車補修塗料の特徴、塗装工法について」 
BASFジャパン株式会社 コーティングス事業部研究開発部マネージャー 伊藤 剛仁

近年、自動車の安全装備技術の発展などの影響により板金工場への入庫減少といったマーケット変化が生じている。このような状況において、自動車補修塗料に求められる特性、安全衛生・環境保全を考慮した塗装工法、作業性向上を重視した塗装工法について紹介する。


⑥「漆喰塗料の機能性とデザイン性について」関西ペイント株式会社
汎用塗料本部 建築製品技術部主任  川上 皓史

漆喰塗料とは、古来より建造物の材料として使用されている漆喰を塗料化したもので、左官職人のような小手による高度な技術を必要とせずに、誰でも簡単にローラーや刷毛での塗装を可能とした材料である。弊社では、住宅内装用・外装用として意匠性(パターン)および淡彩色領域のカラーデザイン性に富んだ漆喰塗料として上市している。漆喰は、抗ウィルス機能、抗菌機能、消臭機能、VOC吸着機能など非常に優れた機能を示し、これは主原料の消石灰 (主成分: 水酸化カルシウム Ca(OH)2)によるものである。主な報告内容「これらの機能についての検証」「意匠性とカラーデザイン性について」である。