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マツダ、マレーシアでソウルレッド塗装

新型「CX-5」

マツダは9月28日、新型「CX-5」を現地組立するマレーシアで、高意匠塗装が可能な工場が稼働したと発表した。塗装設備のほか車体工場の溶接工程の一部を自動化する施設を含め23億円を投資。ASEAN市場へマツダ色の製品供給を強化する。
 
国内でのマザー工場である宇品工場(広島県)や防府工場(山口県)と同等の技術を取り入れた体制となり、高品質なマツダ車の生産を実現する。マレーシアで生産された新型「CX-5」は、従来の供給先である同国とタイに加えて、今後フィリピン、インドネシア、カンボジア、ミャンマーなどに輸出される計画である。

マツダ車専用の高意匠色用塗装工場は、生産委託先であるイノコム社(ケダ州クリム)の工場敷地内にある。マツダを象徴する「ソウルレッドクリスタルメタリック」や「マシーングレープレミアムメタリック」、「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の塗装が可能となった。

マツダの圓山 雅俊常務執行役員(グローバル生産・グローバル物流担当)は、「マレーシアをASEANの重要な生産拠点の一つと位置づけ、ビジネスパートナーと一体となって、この地でのマツダのクルマづくりを育み、盤石な体制の確立を目指してまいりました。今回の施策により、高意匠色の生産を実現するとともに、マツダの生産技術と考え方をベースとした一貫したクルマづくりの体制がさらに強化されました」と投資の重要性を語る。