KMユ、タイル調塗装工法にフッ素タイプ
KMユナイテッドは、剥落のリスクがない進化形タイル調塗装工法の「KEPT(ケプト)」を2016年5月に発売している。地震などの際に剥落の危険性を伴う磁器タイルに代わる同製品は、磁器タイルに劣らない高い意匠性、責任施工による高い品質、タイル剥落のない安全性、10年ごとの打診調査報告が不要となるメンテナンス性の良さを持っている。
同社では昨年末にフッ素樹脂タイプとして「スーパーKEPT」をスタート。ダイキン工業の水性フッ素樹脂を採用しており、従来の「KEPT」(スタンダード)がアクリルシリコン樹脂タイプであるのに比較して、耐久性や耐汚染性、耐薬品性に優れており、塗装中の臭気も抑えられている。
また、「KEPT」(スタンダード)では塗り替え間隔が15年であったが、約5年延ばすことが期待されており、約20年を想定。施工当初の美しさをより長く保つことができる。
塗装工程では、目地色分けの養生手工程をなくし、下塗り、中塗り、上塗りの少ない工程数で高性能を実現。押出成形板やPC板向けと、RCやモルタル向け弾性の2種類の塗装仕様を用意している。さらに、専門技術を有する認定施工店制度で責任施工体制となっている。