エスケー化研、1液で優れた耐候性・防錆力
エスケー化研は、使いやすく高い防錆機能を発揮する1液タイプの弱溶剤形変性エポキシ樹脂新型さび止め塗料「エスケーエポサビα」を開発し、新発売した。
鉄部は外壁に比べて塗り替え周期が短いことから、耐候性が高く作業効率の良い材料が市場のニーズであった。また、汎用で使われている1液さび止め塗料は経年ではがれるなどの不具合を生じやすいことから、2液タイプと同等の密着性を求められていた。今回開発の同製品は、特殊変性エポキシ樹脂の採用で下地と強固に密着し、2液タイプと同等の密着性、防錆性能を示す。さらにレオロジー(粘性)を調整することで、刷毛さばき性など、作業性を飛躍的に高めることに成功した。この他、弱溶剤タイプのため旧塗膜を侵す心配もない。同社は「汎用のさび止め塗料として幅広い用途に使われるものと期待を高めている」と話す。
適用下地は、金属下地として鉄、溶融亜鉛めっき、電気亜鉛めっき、アルミニウム、ステンレス等。旧塗膜の種類は、合成樹脂調合ペイント、アクリル樹脂塗料、ポリウレタン樹脂塗料、フタル酸樹脂塗料等。設計価格は800円/㎡。