錆びレーザー除去のトヨコ―、3社から2億円調達
レーザーによって橋梁等インフラの塗膜・錆を除去する事業と、樹脂コーティングによる工場屋根の改修メンテナンス事業を手掛けるトヨコー(静岡県富士市、代表取締役:豊澤一晃、茂見憲治郎)は、前田建設工業株式会社、第一カッター興業、デジタル・インフォメーション・テクノロジーの事業会社3社と提携し、合計2億円の出資を受けると5月21日発表した。資本業務提携関係により、レーザークリーニング工法の早期実用化を目指す。
トヨコーと光産業創成大学院大学が共同開発した「CoolLaser®(クーレーザー®)」は、従来難しかった狭隘部のサビ・旧塗膜の除去ができる技術として、実用化を期待されていた。また、その作業工程は光の特性を生かす施工のため、軽量・無反力・クリーンという特徴から担い手の作業負荷の改善の面でも大きな期待が寄せられている。
今回の提携により、得られた資金を人財確保や工法研究開発に活用してレーザークリーニング工法の早期実用化を目指す。なお、提携の内容は前田建設工業がインフラ維持管理の経験と技術提供。第一カッター興業が専門施工会社としての経験と技術提供。デジタル・インフォメーション・テクノロジーは総合的なIT開発技術の提供としている。
<株式会社トヨコー 会社概要>
所在地 :(本社)静岡県富士市青島町 39 (研究所)静岡県浜松市浜北区宮口
従業員数:15 人
資本金 :1 億 6 千万円
事業内容:屋根の防水・断熱・補強工事、
レーザー装置を用いた塗装・錆・有害物質等を除去するクリーニング事業
写真=同プレスリリース