サメス、新型ベル塗装機ナノベル801発売へ
サメス・クレムリンは、新型ベル塗装機「ナノベル801」を発表した。同製品は、7年保証を実施していた現行モデル7シリーズのタービンモータが一新され、その後継となるモデル8シリーズである。なお、今後順次、803、805、807、809と発売を予定している。
日本の自動車業界のトップコート用塗装機では定評のある同社では、あえて高電圧発生器の塗装機本体内蔵を取り止め、塗装機自体のコンパクト化と軽量化を実現した。これにより5㎏可搬の様な小さなロボットでの塗装機のハンドリングも実現可能となり、導入コスト削減による樹脂部品や高意匠塗装が必要なユーザーへのロボット塗装の導入を後押しする。
また、同塗装機を制御可能とするイージー・ペイント・ロボット・ライト(EPRライト)は、ロボット・メーカーのファナック社と共同開発し、塗装ロボットのコントローラの中に同ベル塗装機の制御を全て組み込むことで初期導入コストを削減する。更に塗装上必要な条件を可視化しコントロールする事ができる標準の操作盤付きのセットを発売している。
このロボット・システムの標準化によりエンジニアリングが簡素化し、導入コストを抑えられ、インテグレータが同システムをサポートしやすくなる。担当者は「一般産業のユーザーにも塗装のロボット導入のハードルが下げられればと考えている」と話す。
問い合わせ:℡045・412・5800(サメス・クレムリン)