パウダー協、海外視察研修レポート
日本パウダーコーティング協同組合(パウダー協:渡邊忠彦理事長)は、昨年11月25日~30日までの6日間、「2019海外視察研修(ニュージーランド)」を実施。粉体塗料、塗装工場2社ならびに建築物への施工事例について見学が行われて、これまで未知だったニュージーランドとオーストラリアの市場に関する見分を深めることができた。塗料報知新聞社も協力した視察旅行について報告する。
パウダー協、組合の取組みと日本の粉体塗装市場について解説
26日、最初の見学地であるDGL International Powder & Industrial Coatings社(DGL社)の粉体塗料工場を見学。ここでは、パウダー協の福田良介専務理事が、組合の概要と取組みならびに、日本の粉体塗料市場について紹介した。
粉体塗料のリーディングサプライヤーDULUX(DGL)
DGL International Powder & Industrial Coatings社(DGL社)は、Dulux Group of Companiesの一部門であり、オーストラリアとニュージーランド市場においては、粉体塗料リーディングサプライヤとして知られている。
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ニュージーランドを代表する建材メーカーAPL社
翌27日には、ARCHITECTURAL PROFILES LTD社(APL社)を訪問。は1971年以来、ニュージーランドの建築業界向けの窓やドアの設計、開発、製造に成果を上げてきた。現在ではニュージーランド全土および世界中の業界リーダーと提携して、最高の製品をユーザーに提供している。
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DGL社製品を塗装した建築物を見学
工場見学とあわせて、DGL社粉体塗料を用いた建築物も見学。ASB銀行本社ビルやNew Market建造物、販売店GILTRAPS、コマーシャルベイタワーなどで、DGL製品の美粧性や耐久性を間近で見ることで実感することができた。
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ホビット村を訪問
もともと名作映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地であり、現在は観光地となっている「ホビット村」を見学。わざと古びた感じに見せる「エイジング塗装」などが駆使された建物の数々は、塗装技法の参考にもなった。
Villa Maria ワイナリーにて異種業種訪問
広大なぶどう畑を望むVilla Maria(ビラ マリア)ワイナリーで工場見学。工場は衛生管理が行き届き、清潔な印象。塗装工場においても清潔さが重要であることをあらためて実感した。あわせてワインをテイスティング。舌をうならせた。
ニュージーランドの自然と文化を味わう
一行は、その他にもニュージーランドの雄大な自然と固有の文化に触れる機会を数多く得て、大いに楽しんでいた。