日塗商ブロック研修会(北海道ブロック)開催
日本塗料商業組合北海道ブロック(高倉雄司ブロック長<サンヴェール社長>)は、2月12日午後4時から北海道札幌市中央区南7条西の札幌第一ホテルで、ブロック研修会を開いた。
あいさつに立った高倉支部長は「今年から中小企業にも有給5日の義務化などの働き方改革が始まる。年間労働時間が下がるなかで売上を上げていかないといけない。経営のなかにそれらを組み込んで商売をする時代になった。なにより従業員とお互いに良い関係であることが大事である。今日はしっかり勉強して今後に繋げていきたい」と述べた。
講演では、社会保険労務士の大磯隆氏(ぽぷら社会保険労務士法人)が「働き方改革について…これからの就業のありかた」のテーマで、労務を取り巻く環境・背景、最近の法改正、ルールの確認、最近の労使トラブル事情、トラブルを起こさないために、などについて講演した。
最後に、適正な労務管理がトラブルを未然に防ぐことになる。また、快適な職場環境が形成されることにより、優秀な人材の確保が可能となる。結果、業務の質が向上し、ピンチに強く、チャンスを活かせる経営に繋がる、と話した。
研修会終了後、懇親会が開かれた。
高倉支部長が「皆さん、おばんです」とあいさつし、「さっぽろ雪まつりが昨日終わったが、200万人の来場者と発表があった。昨年に比べ60万人が減った。その多くは中国の方々である。観光業への影響は少なからずわれわれにもあるだろう。今日の研修を自社に活かしていこう」と述べた。
続いて、来賓の日塗商理事長の海老名孝氏は、昨年秋の理事会において北海道支部の皆さんにはたいへんなおもてなしを受けた、と感謝を述べたあと、日本のトップ企業30社の経営者でも個人消費の動向予測にばらつきがあるなど、先が読めない時代であるとし、翻って「われわれは常に努力を怠らず、知恵と勇気をもって取組んでいこう」と呼びかけた。
乾杯の発声を吉山塗料店の小坂好弘社長が「今日はたいへん良い勉強になった。うちの会社で働いていて良かった、と社員から思われる会社にしないといけない」と行い、歓談に入り、中締めを山矢商会の山矢卓社長が行い、閉会した。