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日塗商ブロック研修会(中部ブロック)開催

日本塗料商業組合中部ブロック(湊正俊ブロック長)は、2月18日午後2時から愛知県名古屋市中村区名駅のウインク愛知で、ブロック研修会を開いた。

あいさつに立った湊ブロック長は「今日は組織マネジメントと健康経営について学びたいと思う。組織マネジメントはシンプルなことのようで誤解もあったりする。大企業であってもきちんと運営できていないところもあると聞く。我々は少しでも取入れて良い会社経営をしたいものだ。会社全体の組織だけではなく、部や課にも適用できる。健康経営と合わせ仕事の中に役立ていきたい」と述べた。

 

あいさつに立つ湊ブロック長

続いて日塗商の海老名孝理事長が、業界の誰もが天候、経済、外交など他人のせいにし、誰ひとり自分たちの努力不足や見込みの甘さについては語らない、と話し、また経済界トップ30人の景況予測アンケートでもばらつきがあり、これから先がわからない時代にあると認識したうえで、「我々は時代の流れに応じて商売をしないといけない。できなければ衰退しかない。需要を求め、勇気と希望をもって事業展開を図ろう」と呼びかけた。また、オリンピック・パラリンピックの年に無形のレガシー、復興に向けていただいた感謝を世界に発信し、心をひとつに記憶にとどめることが大事だ」と話した。

海老名孝理事長によるあいさつ

講演は「こんなマネジメントをしていませんか」を渡邉健太氏(識学)が、「健康経営を始めよう!~私たちもできる! 企業における健康経営~」を伊藤謙吾氏(大塚製薬)がそれぞれ行った。

はじめに渡邉氏は識学を用いた組織マネジメントについて解説し、「思考の癖による錯誤、つまり認識のずれを含んだ行動が組織の成長の阻害要因となる」とし、常に位置を考えることが大事であり、識学により意識構造を正しく通過する状態がもたらされ、スムーズな組織運営を実現させる効果があると話した。また、組織内の課題について、識学に基づいたフレームワークで解説を行った。

次に健康経営アドバイザーでもある伊藤氏は「企業が従業員とその家族の健康を考え取組む(投資する)考えにより、様々な問題の解決と企業イメージに繋がる」と話し、健康経営の5つのステップ、実践体制、健康づくり施策、健康経営優良法人の認定の流れ等について紹介した。その他、健康経営経営者コミュニティサイト「健康社長」や感染症を避ける免疫力を高める方法についても言及した。

最後に、大樹生命保険公共・広域法人営業部の福島千愉氏が団体定期保険について、福利厚生の一環として従業員や家族の安心に繋がるものであるとし、新規加入の勧めを行った。また、塗料・塗装の業界専門紙と連携し、働き方改革と絡めた健康経営についても、今日の講演を聞いて終わりにならないように発信していきたい、と話した。

閉会のあいさつを日塗商岐阜県支部の毛利支部長が「渡邉氏が話す、位置を認識することが改めて大事だと勉強になった。また、大樹生命さんからは健康経営という面白いテーマを紹介いただいた。従業員のプレゼンティーイズムを意識することが大事だとわかった。海老名理事長は常々ブロック活動が大事だと力を入れてこられた。ブロック研修会は組合員のためにあるものとして来年も参加しよう」と結んだ。

閉会のあいさつを述べる毛利支部長