東日本塗料の遮熱塗料、実績掲げ一般消費者へPR
熱中症対策に官民で声をかけあう国民運動に「ひと涼みしよう 熱中症予防 声かけプロジェクト」がある。このプロジェクトに毎年参加している東日本塗料には“温度に気をくばる”製品が並ぶ。沖縄や離島などの暑い地域で好調なのが「スーパートップ遮熱」。防水材、外壁材、屋根材用途でのトップコートで過酷な環境下においても認められた耐候性を誇り、遮熱効果により快適な空間を提供する。
同製品の主材に断熱・遮熱塗料「断熱コート」を塗装する仕様を組めば、遮熱効果は最大級に上がる(同社製品比)。工程数は増えるものの“遮熱性能にこだわる”ユーザーから受け入られ、ワンランク上の塗装仕様となる。一方で、“工期が取れない”というニーズには「断熱コートEX」がある。トップコート不要の同製品は、従来の断熱コートでは5工程必要とされていた屋根工法を3工程に短縮した。工程短縮によりコスト面でもバランスのとれた製品だと言える。
断熱コートシリーズは、断熱・遮熱効果だけでなく低汚染、結露抑制、防音、防水、低臭と、いくつもの顔を持つ。結露抑制効果が評価された実績例で言えば、結露が発生しやすい河川に近い駅舎などに相当数が塗装された。なお、こうした機能は第三者機関に試験を依頼しており、同社ラボ内での性能評価だけでないと言う。
このエビデンスに基づいた営業活動の結果に、昨年は大手企業の工場屋根を受注した。同製品の発売以来、過去最大の実績となった。現場に営業と技術担当者が何度も足を運び、試験データの提供や施工テストに半年かけ採用となる。
断熱コートシリーズは一般戸建向けに販路拡大中である。現在、9割が事業者向けとなるが、エビデンスと採用実績を掲げ、今後は一般消費者へのPR機会を増やしていくとのことだ。
℡03・3693・0851
<第4275号(2020年2月17日号)遮熱塗料特集 5面掲載>