日本ペイントAC、フェイスガードを共同開発
日本ペイント・オートモーティブコーティングスは、自動車用コーティング技術を応用した防曇性・反射防止性に優れた「フェイスガード映り込み防止タイプ」をパナック(東京・宮下正博会長兼社長)と共同開発した。
コロナ禍が続く中、飛沫によるウイルス感染を抑制するため、フェイスガードの需要が増加している。しかし、利用者からは「呼吸で曇る」、「映り込みがあり見えにくい」といった声が出ていた。
こうした課題を解消すべく、日本ペイント・オートモーティブコーティングスは自動車用塗料開発で培った親水化技術と反射防止技術を活用し、防曇・低反射機能を備えた「フェイスガード映り込み防止タイプ」を完成。フェイスガードの内面をコーティングすることで、呼吸しても曇らず、マスク等が映り込みにくい、ストレスフリーな視界が確保できる。また、消毒液で拭いても、性能は変わらないため、繰り返し使える。
すでに販売が開始されており、パナックの販売サイト(http://www.panac-shop.com/)で購入できる。
パナックは1979年に設立 (創業は1933年)。メーカー各社の各種高機能プラスチックフィルムを、工業材料、電子材料分野に加工および販売を行っている。2020年3月期の売上高は内外合わせて685億円。