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　国土交通省は、建設キャリアアップシステム（ＣＣＵＳ）に関し、ＣＣＵＳ登録とレベル判定の一体化（ワンストップ化）に向けた検討を開始する。そのため、既存のレベル判定は６月15日をもって終了する。判定終了後は当面の間、各能力評価実施団体による判定受付の運用へと変更するとしている。

　これまで、ＣＣＵＳ登録技能者の技能（保有資格・講習受講記録等）と経験（就業履歴等）に基づいて行われるレベル判定は、ＣＣＵＳと別システムである「レベル判定システム」で運用されてきた。２つのシステムで運用されていたため、登録者は、申請手続において二重負担が発生していた。

　新システムでは、レベル判定手続のＣＣＵＳへのワンストップ化を目指し、ＣＣＵＳ登録・変更申請の中でレベルアップ判定を申請可能にする。このことで、レベル１の白カードを経ずにレベル２～４のカード発行ができることになる。ただし、 具体的な申請から料金支払い、カード発行までの手続きは今後検討していくと言う。

　なお、日本塗装工業会は、「建設塗装」の能力評価実施団体であるが、今後の対応は未定とのこと。登録建設塗装基幹技能者については、「できる限り本会によるレベル判定を実施していく」との考えを表明している。また、システム停止にともない、レベル判定（レベル２、３、４）の希望者には、終了間際は混雑が予想されため、早めの申請を勧めている。