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ＢＡＳＦ ジャパンは２月21日、同社の六呂見事業所（三重県四日市市）が独立した第三者機関の監査を経て、ＲＥＤｃｅｒｔ２認証を取得したと発表した。

ＲＥＤｃｅｒｔ２認証とは、化学製品での生産工程において、再生可能な原料がどれくらい従来型物質（石化原料等）を代替したかの計算を証明することができる認証システムである。今回の認証取得によりＢＡＳＦでは、化石由来のディスパージョンと同等の性能を持つ、低炭素型アクリル系ディスパージョンがＲＥＤｃｅｒｔ２認証の下、ユーザーに提供できるようになる。
　
同社ディスパージョン事業本部アジア太平洋地域シニアバイスプレジデントのビア・ダーバー・メータは、「六呂見事業所が、低炭素型アクリル系ディスパージョンの日本初の製造工場になったことを発表でき、嬉しく思う。日本の消費者は、持続可能な製品に対して高い意識を持っている。規格認証を取得したことで、より良いサービスをユーザーに提供できるようになる」と述べる。
　
今回の認証は、バイオマスバランス・アプローチの一環となる。同アプローチは、生産プロセスを通して使用される代替原料の総量を追跡し、代替原料の最終製品への正確な割り当てを保証する加工・流通工程の管理モデルの一つである。また、メリットとして、再生可能な原材料を既存の生産ネットワーク内で使用でき、製品開発や新しいインフラへの投資が不要で、製品の特性も変わらないという点がある。