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ビューラー、開発センターを移転増設

ビューラーは、7月6日午後1時から、新しく北関東サービスステーションの敷地内(埼玉県朝霞市)に移転拡充した粉砕・分散事業部の試験施設「地域製品開発センター RADEC」において、移転開設記念オープニングフォーラムを開催。さまざまな業種で粉砕・分散関係の業務に携わる30人以上もの参加者を迎えて、盛況を博した。

新しい粉砕・分散関係の研究施設RADECとロール整備工場の開設記念式典とあって、インキ、コーティングに関係した開発・販売部門からの参加者が目立った。

開催にあたって、同社代表取締役社長の前田光民氏より「もともと、RADEC自体は2007年に新横浜の本社内に開設されました。そして、以前よりカスタマーサービス部門が、ロール研磨はどうしても社内で行いたいとの要望がありロール研磨工場をこの場所に設けることとなりました。そこでRADEC自体もスケールアップし、さらにお客様の製品開発のお手伝いができることを目指して、同じ場所へ移設の運びとなりました。ぜひこの新しいRADECとロール研磨工場を見学の上、当社がますます粉砕・分散分野でも注力していることを見ていただきたいと思います」とあいさつを述べた。

つづいて、特別講演として次の講演が行われた。
▽「資源、環境、エネルギーの未来」齋藤文良氏(東北大学名誉教授)
▽「インクジェットヘッド」豊田直之氏(セイコーエプソン)

その後、参加者はグループごとに分かれて、プレゼンテーションならびにRADECおよびロール整備工場の施設見学に向かった。

プレゼンテーションでは、スイスのBuhler AG社のプロセスエンジニアリング担当Norbert Kern氏が、湿式分散工程のプロセス並びに、同社の予備分散機MacroMediaとビーズミルMicroMediaによる生産効率化について解説。一方、RADEC見学では、ロールミル Triasや予備分散機 MacroMediaのデモンストレーションが催された。