【決算】2022年度3月期 第1四半期 中国塗料
売上はプラスで推移、国内新造船が厳しい状況
中国塗料(伊達健士社長)は7月30日、2022年3月期第1四半期連結決算を発表した。主力の船舶用塗料分野において、新造船市場では中国では落ち込んだ需要の一部に回復が見られたものの、国内の新造船建造量の減少に伴い大きく落ち込んだ。
工業用塗料分野では、国内の建材用塗料の需要は回復したが、主に東南アジアの重防食塗料について、プロジェクトの延期等により低調に推移した。コンテナ用塗料分野では、世界的なコンテナボックス生産の拡大とともに塗料需要も持ち直し、販売が回復。
この結果、売上高は前年同期比0・5%増の195億600万円、営業利益は同48・3%減の8億3100万円、経常利益が同41・0%減の10億8200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同19・2%減の8億3500万円となった。セグメント別売上高は、日本が前年同期比7・4%減の79億2000万円、中国は同43・5%増の32億3700万円、韓国が同1・3%増の18億300万円、東南アジアが同7・2%減の28億4500万円、欧州・米国が同1・3%減の36億9900万円となった。 また、塗料別売上高は船舶用塗料が同3・4%減の156億2500万円、工業用塗料が同1・6%減の29億2400万円、コンテナ用塗料が同397・1%増の8億7000万円、その他が同3・6%増の8600万円であった。