【決算】大伸化学、売上・利益ともに伸びず
大伸化学(堀越進社長)は5月14日、2024年3月期連結決算を発表した。売上高は、前年同期比5・6%減の324億6100万円、営業利益は同34・1%減の8億2500万円、経常利益は同28・1%減の9億3900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同34・4%減の6億2700万円となった。
同社グループは、有機溶剤専業メーカーとして新規ユーザーの開拓を中心に販売拡大を図ったが、製品の生産数量は同1・4%減の13万2497t、出荷数量は同1・5%減の13万2326tであった。
主な品目別の売上高は、単一溶剤類が126億2800万円、印刷用溶剤類が59億1500万円、単一溶剤を中心とした商品が47億4900万円、特殊シンナー類が34億7100万円、塗料・その他が22億円、洗浄用シンナー類が21億6500万円、ラッカーシンナー類が7億1600万円、合成樹脂塗料用シンナー類が5億8400万円であった。
2025年3月期の通期業績予想は、売上高は同7・8%増の350億円、営業利益は同27・2%増の10億5千万円、経常利益は同17・0%増の11億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8・4%増の6億8千万円を見込む。