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【決算】大伸化学、売上伸長も利益減少

大伸化学(堀越進社長)は2月13日、2025年3月期第3四半期の連結決算を発表した。同社グループの製品出荷数量は前年同期比3・0%増の10万4067トンとなった。売上高は、出荷数量の増加や原材料価格の上昇分を販売価格に一部転嫁したことにより販売単価が上昇したため、同7・0%増の264億1200万円となった。
 
利益面では、原材料調達価格の高騰に対して、販売価格の是正や効率的な原材料購入の推進および新規需要の開拓に努めたが、円安による原材料価格や運送費の上昇等があり、その結果、営業利益は同9・0%減の5億3100万円、経常利益は同11・8%減の5億9200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同17・0%減の3億7100万円となった。
 
主な品目別の売上高は、単一溶剤類が同8・0%増の103億5600万円、印刷用溶剤類が同9・2%増の48億9600万円、単一溶剤を中心とした商品が同5・5%増の37億6400万円、特殊シンナー類が同8・4%増の28億8200万円、塗料・その他が同6・1%増の17億8100万円、洗浄用シンナー類が同1・2%増の16億8200万円、ラッカーシンナー類が同2・6%増の5億7千万円、合成樹脂塗料用シンナー類が同2・3%増の4億5800万円、その他収入が同8・1%減の2千万円であった。