ダウ・ケミカル日本、溶剤・アミン類値上げ発表
ダウ・ケミカル日本(東京都品川区・パトリック・マクラウド社長)は8月4日、溶剤およびアミン類の値上げについて発表した。値上げ対象商品、改定幅(円/kg値上げ)は
▽エタノールアミン類/エチレンアミン類/エチレン系グリコールエーテル溶剤=各15円(8月7日納入分から実施)
アミン類は電子材料、金属加工油添加剤など幅広い用途で、エチレン系グリコールエーテルは不凍液や塗料、インキなどの用途に利用されている。世界的に需給バランスがタイト化する中で、国内需要家向けの供給維持を図るため、今回の値上げを決定した。
ダウは、グローバル展開、設備統合と規模、焦点が明確なイノベーションと素材科学の専門知識、業界およびESG(環境・社会・ガバナンス)におけるリーダーシップを基に、利益ある成長と持続可能な未来の実現を支援している。また、同社が展開するプラスチック、工業中間体、コーティング、シリコーン事業では、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー用途などの市場における顧客に向けて、差別化された、科学技術に基づく製品やソリューションを提供する。
世界31カ国に製造拠点を操業し、従業員数は約3万7800人、2022年度における純売上高は約570億ドル。