エボニック、2018年にコポリエステル工場操業
エボニックインダストリーズ(ドイツ)は、ドイツ・ヴィッテンにスペシャルティ コポリエステルの新しいプラントを建設している。
スペシャルティ コポリエステルは塗料のバインダーとしてコイルコーティングに使用されているが、食品缶コーティング用途の需要も増加している。エボニックは同プラントの建設費用として数千万ユーロを投じており、完成後の年間生産能力は数千トンとなるという。
2017年11月末の施工完了に向けて建設工事を進めており、施工完了後は試運転に入り、商業生産は2018年第1四半期に開始される予定。
ポリエステル系コーティング材は、エポキシ系コーティングシステムに代わり、ビスフェノールAフリー容器包装への使用が認知され始めてきている。同社はこのトレンドを予測し、同市場のさらなる成長を見越し、2015年末、生産能力増強に投資する決断をしていた。