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エボニック インダストリーズ（本社：ドイツ）は９月６日、同社コーティングアディティブス部が台湾の製造施設において湿式シリカの艶消し剤ＡＣＥＭＡＴＴ®の製造能力を拡大すると発表した。これはアジアにおける艶消し剤の需要増加に対応するもので、製造能力増強の完了は２０２３年後半を予定している。

同社のＡＣＥＭＡＴＴ®ブランドは、適切なバランスの艶消し効果やコーティングシステムへの相溶のしやすさなどを処方設計者に提供している。

台湾で生産されるＡＣＥＭＡＴＴ®はドイツ・ボンにあるエボニックの製造拠点で現在生産されている製品と同じ特性を備えており、同シリーズの製品は、半光沢からディープマットまで、あらゆる艶消しレベルに対応し、繊維、プラスチック、皮革、缶、コイルコーティングまで、さまざまな工業および自動車塗料用途に幅広く使用することができる。
　
コーティングアディティブス部で工業・自動車用塗料向け添加剤の責任者を務めるマクシミリアン・モランは、「台湾で、エボニックの主力製品である艶消し剤の製造能力を拡大することで、アジアの成長市場だけでなく、あらゆる地域・国のお客様に対して当社の供給責任を果たしていく。また、複数地域の製造拠点から同じ高品質の製品を提供することにより、コーティング製品を開発・製造するお客様に対する真のグローバルパートナーとして、当社の地位を高め続けていく。物流の課題が高まる中、この投資で当社の供給状況を各地でさらに改善することは、世界中のパートナーやお客様の利益に直接つながるだろう」と述べている。
　
同製品の詳しい情報はＨＰ：www.coating-additives.comまで。