東日本塗料、SDGs目標の適合製品展開図る
東日本塗料がSDGs達成に向け、新製品を開発した。高性能で安全な塗料を提供し続けることにより、より快適な生活を長く安心して送ることができる社会を目指している。
東日本塗料の床用ヒット商品「フローンヌルサット」をシリーズ化し、「フローンヌルサットクリヤー艶有・艶消」を12月1日に新発売した。もともと「フローンヌルサット」は速乾・簡単・汚れにくいという3つの特長を持っており、2液でありながら電動撹拌機がなくても撹拌ができ、低臭の水性塗料ということで、プロの塗装業者だけではなく、企業の5S活動などの従業員施工などでも引き合いが非常に多かった。しかしながら、顧客より「床用の水性クリヤー塗料が欲しい」「クリヤーで防滑にしたい」などの要望が多かったことから、今回「フローンヌルサットクリヤー艶有・艶消」を上市した。
また、昨今の情勢による衛生意識の高まりから、「フローンヌルサット」エナメルタイプにはなかった抗菌性能を付加させている。「クリヤーで抗菌効果が期待できる塗料は業界でも珍しい」と担当者は胸を張る。これにより、当初想定されていた飲食店や店舗の床だけではなく、幼稚園や老人ホームなどでも安心して使うことができる塗料となった。
2液溶剤系を上回る耐汚染性を持つということも大きな特長。また、専用骨材を使用すればクリヤー防滑仕上げも可能。従来の「フローンヌルサット」エナメルタイプに比べ、幅広い用途での使用を想定している。開発担当者は「顧客要望から生まれた塗料。要望に応えるだけではなく、社会貢献も考えながらの開発は非常に意義があった。今後もこのような開発を会社として継続していきたい」と話す。
℡03・3693・0851
<第4304号(2020年12月7日号)SDGs特集 >