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【決算】イサム塗料、売上増も減益で着地

イサム塗料(北村倍章社長)は2月6日、2025年3月期第3四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比1・9%増の62億5千万円、営業利益は同15・6%減の5億7千万円、経常利益は同11・1%減の6億7800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同10・3%減の4億7500万円であった。
 
同社グループでは、一定の販売数量を確保し、自動車補修用市場でのシェアの拡大を図るため、顧客ニーズに沿った環境対応型塗料や高機能性塗料で販路拡大に注力するとともに、大型車両分野や工業用分野などの新規市場開拓や建築用塗料の受注拡大に向け、営業活動を展開。また、原材料価格、エネルギーコスト、人件費等の上昇分を吸収すべく、販売数量が厳しい中、収益向上のための人材確保ならびに人材育成、業務効率化に注力しながら、収益確保に努めた。
 
セグメントの経営成績は、塗料事業は、売上高は同2・0%増の61億7400万円、営業利益は同16・3%減の5億3800万円であった。その他は、売上高は同0・4%増の7600万円、営業利益は同1・7%減の3200万円であった。