関西ペイント、えるぼし2段階目認定
関西ペイントは5月30日付けで、厚生労働省が定める女性活躍推進法に基づき、女性活躍推進に関する状況が優良な企業として「えるぼし(2段階目)」認定を取得した。
えるぼし認定制度とは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づき、行動計画の策定および届出を行い、女性活躍推進に関する状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度。認定の段階は、 「女性の職業生活における活躍の状況に関する実績に係る基準」を満たした数に応じて3段階あり、同社は5項目中「継続就業」「労働時間等の働き方」「多様なキャリアコース」の3項目で基準を満たし、認定された。
3項目での同社の実績は次の通り。
▽継続就業=直近の事業年度における男女別の平均継続勤務年数:女性の平均継続勤務年数18・4年、男性の平均継続勤務年数20・3年
▽労働時間等の働き方=時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満、全ての雇用管理区分で平均10時間以下
▽多様なキャリアコース=〔令和3年度〕通常の労働者への転換、派遣労働者への雇入れ:7人、キャリアアップに資するような雇用管理区分間の転換:2人、おおむね30歳以上の女性の通常の労働者としての中途採用:4人
同社は、多様な人財を生かしその能力が最大限に発揮できる機会を提供することで、急激な環境変化に柔軟かつ能動的に対応し、新たな価値や競争力を生み出し続ける会社を目指している。その一環として意欲のある女性に対してのキャリア形成と子育ての両立を支援することを目標とした制度(産休前・育休復帰前面談、女性キャリアリーダーシップ研修等)を導入、女性の活躍推進に取り組んでいる。また、男性の育児休暇取得率の向上や事実婚・同性パートナーを当社人事規程における「配偶者」とし、各種手当や福利厚生制度の対象にする等、多様な働き方の実現も図っている。