関西ペイント、アフリカ事業継続へ
関西ペイントは6月1日、同社のアフリカ事業をAkzo Nobel社に売却することを合意し、株式譲渡契約を締結したが、11月29日付で両社は譲渡契約を解除した。譲渡に当たり、関連する国・地域での競争法審査を進めていたものの、南アフリカにおける競争法審査の承認が得ることができなかった。この承認は本譲渡契約のクロージングに不可欠な要件であるため、新たな方向性を追求するということで、両社は譲渡契約の解除に至った。
関西ペイントでは、アフリカ事業を継続保有し、同市場における競争力の強化、顧客満足度の向上に取り組み、塗料事業を通じてアフリカ社会の発展へ貢献するという。そのうえで、アフリカ事業のガバナンスを強化のうえ、グループシナジーを最大限に発揮し、同社の企業価値最大化を引き続き目指す。