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【決算】川上塗料2022年11期、売上高6・0%増

川上塗料(村田泰通社長)は1月13日、2022年11月期連結決算を発表した。

取引先での部品不足等の影響を受けながらも、経済活動の再開とともに需要が次第に回復してきたことにより、売上高は前年同期比6・0%増の56億3200万円となった。利益面では、想定を上回る原材料および光熱費の高騰と物流費など諸経費の増加のため、販売価格の是正・経費削減を進めた結果、営業利益は同14・9%増の1億6100万円、経常利益は同0・6%増の2億1300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同11・0%増の1億6200万円となった。
 
同期は、中期経営計画に基づいて、顧客や社会のニーズに応えた高品質製品の開発や生産体制の合理化等の重点施策に取り組んだ。また、設備投資について、これら重点施策推進に向け計画したが、半導体・資材不足などの影響で予想以上に時間を要する状況となり、設備投資額は9400万円にとどまった。
 
次期の見通しの業績予想を、売上高前年比8・3%増の61億円、営業利益が同67・4%増の2億7000万円、経常利益が同40・3%増の3億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35・6%増の2億2000万円を見込む。