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【決算】菊水化学工業、売上減も営業利益増

菊水化学工業(今井田広幸社長)は2月14日、2025年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2・8%減の167億9900万円、営業利益は同5・8%増の4億6200万円、経常利益は同0・0%増の5億2700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同23・1%減の2億4500万円であった。
 
同社グループでは、原材料価格およびエネルギー価格高騰への対応として価格改定を行い、ストック物件が拡大している改修市場を中心に、ニーズにマッチした製品の普及・提案に努めることで、製品販売および責任施工による工事受注の拡大に取り組んだ。改修市場では、「環境対策」「省エネ対策」「美観回復」「剥落対策」「機能回復」「漏水対策」など、建物や構造物の困りごとを製品販売および完成塗膜を提供する責任施工で解決することを社会的使命として捉え活動した。また、社会インフラ市場への展開として、断面修復材を中心に新たな需要の拡大に努めたが、物価高による消費マインドの変化で戸建て住宅の塗り替えが低迷したことから、需要が低調に推移した。