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【決算】菊水化学工業、利益面で大きく伸長

菊水化学工業(今井田広幸社長)は5月12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高は前年同期比1・2%増の224億2300万円、営業利益は同29・8%増の5億6900万円、経常利益は同21・8%増の6億5千万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同160・3%増の2億4600万円であった。
 
同社グループでは、建物など構造物の長寿命化の一翼を担う活動として、建築用塗料および仕上塗材の需要が多い改修市場を中心に、高耐候・遮熱・断熱など市場のニーズにマッチした高付加価値製品の普及・提案活動を図った。また、石綿含有建材や有害物質含有塗膜など、環境への配慮や社会的な課題解決に向け取り組んだ。工事においては、戸建住宅の改修工事、非住宅の防耐火、石綿含有建築用仕上塗材や有害物質含有塗膜の除去など、特殊工事の依頼に対し継続して安全・品質・コンプライアンスの充実に努め、更に強固な施工管理体制の充実化に取り組んだ。
 
2024年3月期の通期業績予想で、売上高は同7・0%増の240億円、営業利益は同10・6%増の6億3千万円、経常利益は同2・0%増の6億6400万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同54・3%増の3億8千万円を見込む。