ランクセス、酸化鉄顔料製造能力40万トンへ
2017.04.07
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、長期にわたって安定供給を確保するために、グローバル製造ネットワークの製造能力の増強を進めている。世界最大の合成酸化鉄顔料プラントを構えるドイツのクレフェルト・ユルディンゲン拠点において、赤色および黒色顔料の製造能力を段階的に拡大し、2019年までに約2万3,000トンの増強を図る(現在:28万トン)。
さらに、ブラジル・ポルトフェリース拠点では、最新化によって、年間2,000トンの黄色顔料の製造能力増強を進めている。中国・寧波拠点では、ランクセスはすでに2016年度第1四半期に赤色顔料の新プラント(年間合成能力2万5,000トン)の稼働を開始した。
これらの増強計画により、ランクセスは2019年までにグローバルの酸化鉄顔料の製造能力を37万5,000トンから40万トンの拡大を予定している。