NPAC、専用のオフサイトPPAサービス
日本ペイント・オートモーティブコーティングス(以下、NPAC)と中部電力ミライズ(愛知県・神谷泰範社長)は、10月1日からNPAC 専用の「営農型太陽光発電所」を活用したオフサイト PPAサービス(敷地外に設置した太陽光発電設備などから、電力系統設備を介して電気を購入するサービス)を開始した。
NPACは本サービスに基づき、愛知県内に新たに設置された太陽光発電所(パネル出力:約1200kW)から中部電力ミライズが調達した電気を、愛知高浜工場(愛知県高浜市)において契約期間である 20 年間にわたり使用する。本サービスの導入により、同工場で使用する太陽光発電の電気は、年間で約150万kWhとなる見込み。これにより、同工場の電気使用に伴うCO2排出量を年間で約632トン(約 15%)削減することができる計算だ。
本サービスで活用する太陽光発電所は、太陽光パネルの下で農作物を栽培する「営農型太陽光発電所」であり、営農事業者が農作物の販売に加え、売電による収入を得られることから、農業経営の支援にも貢献する。
また、NPACは2022年2月から、中部電力ミライズが提供する「Green でんき」を同工場で活用している。「Green でんき」に加え、本サービスを導入することにより、同工場で使用する電気のうち約70%がCO2フリーとなり、電気使用に伴うCO2排出量を年間で約3040トン削減する見込みである。
NPACと中部電力ミライズは、今後も再生可能エネルギー由来の電気の活用を進めることで、脱炭素社会の実現に貢献していく。