日本ペイント・オートモーティブコーティングス 自動車向け新カラー発表
日本ペイント・オートモーティブコーティングスは5月22日、自動車市場向けの2023年度コンセプトカラーとして「Takt」を発表した。対象車種を3つのカテゴリーに分けたカラーを提案するとともに、加飾フィルム技術を取り入れ、デザインと環境配慮を同時に実現した独自性のあるカラーとしている。
今回のコンセプトである「Takt」には、メッセージとして時間・空間・環境の選択がより自由になる世界を見据え、あらゆるツールを使いこなし、〝環境と調和しながら世界を拡張し、自分の場所や時間を紡いでいこう!〟を込めたという。
「Takt」を構成するカテゴリーは「UNISON」、「AMBIENT」、「SHUFFLE」の3つを設定している。
「UNISON」は、マイクロモビリティやコンパクトEVに向けて、心地良さやベーシックさを意識した色質感を追求。1色の中でシンプルさと個性を共存させたパーソナライズカラーとした。
「AMBIENT」は、居住性の高さから空間としても利用できるSUVに向けたもの。趣味性が高い一方で、心地良さも兼備し、周囲の環境やシーンの変化にも呼応するようなカラーバリエーションをそろえた。
「SHUFFLE」は、時を忘れて瞬時に移動できるようなスポーツタイプ車を想定。仮想空間上で変化するエンターテイメント性とスポーティな感覚によって拡張されるイメージをミックスした世界観を表現している。
各カテゴリーには、塗色のほかにフィルム施工を表現したイメージCGも紹介。新しいカラー提案の可能性を示した。
同社では、自動車用塗料事業でのリーディングカンパニーを目指し、時代の変化を捉えながら人を中心に考えたカラー提案を通じ、彩りあふれる社会の発展に貢献していくという。